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余りに総花的なマニフェストの実行に民主党が苦しんでいる。もともと、通らばリーチの今回の衆院選挙だったが、自民党の予想外の体たらくに助けられての政権交代であった。概算要求が、マニフェストの完全実施をすると95兆円にもなるというので、公開事業仕分けを実施しての予算削減に努力するも、結果は1.8兆円という微々たる物。不景気で税収は大幅減、財政均衡から赤字国債も44兆円まで。誠に三重苦の民主党だが、結局はマニフェストの変更しかないのだろうか。
無い袖は触れないということで結果そういうことになるのだろうが、昨日のテレビで大阪の橋本知事が至極、当然な事を言っていた。それは、「自らが掲げた旗を降ろすのならば、まずは自らを切れ。議員報酬は無論、公務員の人件費の削減に、今こそ手を付けるべきだ。選挙母体の連合、官公労が相手なので大変かとは思うが、それをやれば国民もマニフェストの変更に納得するだろう。」まさに同感である。 この不況で中小企業の半数はボーナスも出ないという。自らの身を処してこそ説得力を持つものである。その勇気が今の民主党にあるか、いまこそそれが問われている。 ▲
by y-rinri
| 2009-11-30 09:20
表題は御存知、天才ビートたけしの主宰するテレビ番組である。昨晩の放映を見た方も居られると思うが、時の人、亀井静香金融担当大臣も出演していたが、番組のテーマは中小企業対策である。各地の中小企業経営者も呼ばれていたが、皆さん異句同音に現在の危機的状況を訴えていた。中には有名な岡野工業の代表もおられて、「仕事が無いのは、特色の無いものづくりばかりやっているから自業自得だ。」と豪語していたが、問題は彼のような天才的な経営者はレアケースであって、60点、70点クラスの平均的中小企業で、いわば日本の産業を下支えしている企業の多くが、仕事が無くて喘いでいることが問題なのだと反論されていた。全く同感である。
その救済方法の一つとして、亀井さんの主張するモラトリアム法案が出来たのはわかるが、問題は中長期のわが国の成長戦略が見えないことである。恐らくこのままでは景気は二番底になることは間違いない。勝間和代が言っていたが、早急に円を100円台にもって行き、日銀に国債を買わせて市場に金を流せば、差し当たりの二番底の回避にはなるという意見には賛成である。現在、経済本のベストセラー作家だけの事はある。 加えて現在、早急に対処すべきはデフレ対策である。以前、このブログでも申し上げたが、今年の私の最大のショックが690円のジーパンの出現である。また、ニトリという会社も驚嘆する価格で家具業界に殴りこんできた。その影響から、熊谷の我が友人で100年を越える老舗家具店の「小野六」も閉店の憂き目に会っている。ニトリの社長が「皆さんの収入が減っている中、安い商品を提供して何が悪いのか?」と反論していたが、一応理屈は通っている。しかしその企業行動が、更なるリストラを加速させている事が分かっていない。いや、分かっていながらやっているのだろう。あまり人相の良い社長ではない。 近江商人の教えに「三方良し」という事がある。「売り手良し、買い手良し、世間良し」ということである。ニトリやユニクロは「売り手良し、買い手良し」の「二方良し」である。恐らく今は儲かって絶好調のようだが、長くは続かないだろう。今、私は経済を「還流」というキーワードでくくってみたいと実は思っている。その端緒として、十数年前から我が家で食べる野菜は寄居の地元の有機野菜を使っている。また、フードマイレージという考え方もあるやに聞く。豆腐の原料である大豆を、多少高くなっても地元の農家で収穫した物を使っている豆腐屋さんも知っている。まずは食からでも地域の中で還流させてみたらどうだろう。 亀井さんが「鳩山政権は経済を江戸時代に戻そうとしている。」と言っていたが、言い得て妙である。江戸時代こそ、その「還流思想」の元祖であるからである。このグローバル化の時代にあって、なにを世迷言を言っているのかと叱られそうだが、「グローバルと還流」というアンビバレントな思想の中庸こそが、真に豊かで成熟した社会の実現だと思うのである。 ▲
by y-rinri
| 2009-11-24 09:29
9月、田中義剛さんの講演で始まった農商工連繋セミナーも、いよいよ終盤になった。締めくくりとして、レモングラスというハーブを主体に町おこしをしている佐賀県武雄市に、グループ参加者と一緒に視察旅行に行って来た。武雄市は「温泉と陶器の町」ということで、それまでありふれた町であったが、3年前、樋渡啓祐という当時36歳という若き市長が就任して以来、氏の独断とも言うべき牽引力により僅か3年でレモングラスを全国的に有名にしてしまった。氏の経歴は誠にユニークなもので、武雄市に生まれ、中学二年の頃には市長になることを公言していたという。地元の高校を卒業後、東大に入学、その後、総務省の役人になるも、役所の枠に捉われず、上司と衝突して左遷させられるという挫折も味わいながら、退職後コピーライターで活躍中に市長選に勝利し今に至っている。当選するやいなや、課や部の名称を、「レモングラス課」や「いのしし課」といったユニークなものに変え、市の行政改革を果敢に断行した。ちなみに「いのししし課」とは、農作物被害のために駆除していたいのししを、食肉として特産品にしてしまおうというユニークなものだ。それらの余りの急激な改革に、その反動からリコール運動にまで発展し、出直し選挙までやったという。辛うじて勝利するもその信念は曲げずに頑張っているという。誠に、トップが変わると組織が変わるという典型がそこにはある。俄かにわが町に取り入れるわけには行かないが、大きく変化する時勢に対応する為には、大いに参考になる事例であった。
それにしても今回の2泊3日の旅行を通じて、17名の参加者同士の気持ちの結束と、情報の共有化が出来た事が最大の成果であった。 ![]() ▲
by y-rinri
| 2009-11-23 17:28
今回、寄居武蔵野会の研修旅行で、栃木県茂木町の「ツインリンクもてぎ」の見学に行ってきた。主たる目的はホンダのアシモ君の見学だが、やはりライブの迫力はすごい。動きもさらにスムーズになり、ロボットという枠を超えるものがある。20年以上前に「アトムを作ろう!」という技術的命題に取り組んで、現在では確実にそれに近づいている。それにしてもホンダという会社は、常に世の中の先頭を走っている。現在、自動車業界は未曾有の困難な状況にあるが、この会社は間違いなくそれを克服していくだろう。寄居新工場もできるだけ早く稼動して欲しいものだ。
夕食時、群馬県太田市に立ち寄り、清水太田市長のお話を聞く事が出来た。テーマは「大企業と共生するまちづくり」である。清水市長は御存知のとおり、改革市長として全国的にも有名な方である。太田市といえば富士重工が有名だが、ご多分に漏れず今回の不況で法人税の還付の憂き目に会っているという。そこで今後の企業誘致については、鉄工関係の業種から食品関係の業種に方向転換をしているとの事である。相変わらず変化の対応が早い。ホンダの寄居工場についても我々としては、ただ盲目的に効果を待っているのではなくて、積極的に将来を予測し対応していかなければ駄目だという事であった。全く同感である。 今回の政権交代についても触れていただき、地方自治体における今後の影響も心配されていた。八ツ場ダムの中止についても、マニフェストの実施なので仕方が無いが、吾妻の自然を壊したまま放置されるのは納得できない。元に戻すのが筋だと言っていた。それから予算の仕分け作業については、あれはやる気までも引き剥がしている。その道の素人があんな一方的に判断していいものかと怒っていた。しかし政権が変わるということはこういうことなのだろう。とにかく日本人にとって初めての経験なので、暫く静観しているより仕方が無いが、景気は確実に二番底を覚悟しなければならない。 大変有意義な一日であったが、銀行の旅行にしては少し勉強に偏りすぎたかもしれない。今後は皆さんの意見を取り入れながら、さらに実のあるものにしていきたい。 ▲
by y-rinri
| 2009-11-17 09:55
企業の日本離れが加速しそうだ。民主党政権になって景気対策の手法が、企業から個人へと移っていく傾向がそれを助長している。所謂、コンクリートから人への政策転向の影響である。確かにマニフェスト通り八ツ場ダムの建設をストップするのは良いのだが、これでまたトラック不況は解消されないだろう。また、製造業の派遣禁止、最低賃金の引き上げ、温暖化ガス削減目標25%等の政策は日本における経営コストを引き上げ、製造業の海外移転となるだろう。さらに最近の円高傾向は第二の製造業の空洞化を引き起こすだろう。そうすれば雇用情勢はさらに厳しいものになり、せっかくの子供手当なぞは吹っ飛んでしまう。日本の産業構造を内需に転換する事に異論は無いが、輸出産業を壊滅させて今の日本は無い。今の為替は全く異常な状況であり、1ドル100円が妥当なところである。中国経済が絶好調のようなことを言うが、政治的に為替を固定化させておいて、これまでに溜め込んだ外貨をなりふり構わず国内にばらまいているだけである。依然として一党独裁の政治状況と自由主義経済が、長い目で見て共存できる訳が無い。調子に乗って中国市場に日本の経済の根幹を依存しては非常に危険である。とにかく中国4千年の歴史は易姓革命の連続であるからだ。とにかく愚痴を言っていても仕方が無いが、為替の変動相場制の再考を提案したい。基本的には市場本位に異論は無いが、行き過ぎた市場原理主義の反省を言うならば、金融問題の中心の議論に為替問題も早急に上げて欲しいところである。
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by y-rinri
| 2009-11-12 09:31
経書の学びを拡大していくと、史記や三国志といった歴史ものにも興味は尽きない。夏、殷、周といった古代の理想国家から、孔子や孟子の生きた春秋戦国時代。そして秦、漢、その後の三国時代とまさに群雄割拠しつつ、支配者を変えてきた歴史が中国の歴史である。まさにその変革は、根源からそっくり変える易姓革命であった。その点、わが国の歴史は誠に柔和なものである。神話の時代から数えて2600年に亘り大和王権という万世一系の国体を護持しつつ、現在(いま)に到っていることは奇跡に近い。その間に時代は変化しつつも、それらは改新であり維新であり、革命ではなかった。近代におけるまさに無血革命に近い明治維新も、日本人の底流に流れる尊王の記憶を再帰させたことが成功の要因である。四書五経のひとつ、詩経に「ソレヲ経シ、コレヲ営ス」とあるという。経とはいかなる世にあっても変わらぬ縦の軸、営とはその軸の周囲を巡る常に変わりうるものだという。今、経済はグローバル化という機軸なき競争社会の中にあって、何でもありの状況である。強欲な「利」一辺倒の「義」なき経営行動を、もう一度再考すべきときに来ているのではないだろうか。我々自身が、幸せにならない企業行動は決して長続きするものではない。
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by y-rinri
| 2009-11-03 14:24
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