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今回の講話者は、倫理研究所参事の大橋俊作氏。倫理との関わりは、昭和49年以来という大ベテランで、土浦市倫理法人会の設立にも関与し、その後、研究所理事、法人局スーパーバイザー、そして会員数激減の中での茨城県倫理法人会会長を務める。自分でもおっしゃっていたが、役職の就任順序が逆さまのような感じがするが、それが倫理らしいところである。氏を見ると、役割にはこだわるが、役職にはこだわらない器の大きさを感じる逸話である。それを聞いて私は、すかさず、日露戦争のときの児玉源太郎みたいですねと言ってしまった。ご家族は子供たちを立派に世に送り出し、今では夫婦水入らずといったところだが、奥様も何とスーパーバイザーとの事である。講話の内容はテーマの通り、我々会員にとって一番の関心事、純粋倫理についてだが、それによると、
純粋倫理とは、法律のように人が作り上げたものとは違います。日常生活の具体的な現象の中に発見された大自然の法則を自ら実験、実証してその法則を把握する点にあります。 倫理は実践を通してこそ、その真義を体得できるのですが、その為に特別な鍛錬や修養をするとか、宗教的な難行苦行を伴うものではありません。あくまで毎日の生活の中で易々と、楽々と行えるものです。又、どんなに実践してもやり過ぎることはありません。高慢な理想に走ったり超越的な絶対者を仰いだりするものではなく、目前の倫理(すじみち)をコツコツと実践して行く時、宗教者をも驚かすような奇跡的現象が生じてきます。 その他、盛り沢山の倫理の真髄を聞く事ができた。私が本格的に倫理に取り組んで6年。わかったつもりでもなおこの奥の深さには、目も眩むようである。その他、「直感又は気づきを狂わす七つの心配性」という興味深い事については、副専任幹事が取り上げているのでこちらをご覧下さい。5621
by y-rinri
| 2008-04-10 10:50
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