10月の第一週のMSの講話者は井上茂勝首都圏方面長でした。生まれは私と同じ丑年の団塊の世代。生地は九州は福岡だという。いつもながら歯切れの良い講話でした。同世代ということからか気の置けない同志と言う感じ。つくづく混乱期の今、我々の世代が引き継ぐべき役割の大きさに気づかされる。余り時間が無い。私も精一杯、倫理の正しい理解の普及のために頑張りたい。
井上氏の講話の特に印象深いところ。それは「嘘から出た真」という下り。創設者の丸山先生はウソを否定しなかったという。それは「嘘と真」を言い換えれば「形と心」ということ。最初は形だけでもそれを繰り返すうちに心が備わってくるという。これは慧眼である。型を馬鹿にしてはいけない。それを倦まずたゆまず繰り返す。どんなに単調なことでもそれは大きな力に変わる。まさに点滴、岩をも砕くである。愚直も一徳、秀才に勝てる所以である。