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激戦の衆議員選挙が終わった。予想を超えての自民党の圧勝である。大惨敗を喫した民主党の野田総理は即時、代表辞任を表明した。これだけ負けが込むと同情さえしたくなるほどだ。誰もが避けてきた消費税のアップを決め、あれほど民主党員が嫌がっていた解散を断行し、あらゆる誹謗中傷を受け入れての退陣である。考えてみると貧乏くじを引いた悲劇の宰相のようであるが、評価は今後の歴史に委ねるとしよう。
それら漁夫の利を得たのが安倍総裁率いる自民党である。誠に小選挙区制とは恐ろしい。前回の選挙結果と真逆なオセロゲームである。特に埼玉は小選挙区13勝2敗で比例復活を入れれば15戦全勝である。ご当地11区も小泉龍二氏、開票前当確の圧倒的勝利であったが、今野候補も比例復活を果たした。なんと県北の地に二名の国会議員の誕生である。こうなると懸念されるのが小泉氏の自民党復党の問題である。選挙中にも小泉氏は当選後は復党を意思表示していたが、思惑通りいくだろうか。果たして激戦を戦った今野陣営は納得するだろうか。私はもの欲しそうに懇願しての復党はすべきではないと思うが、党改革の為に有能な小泉氏の手腕を活用しない手はない。自民党の勝利も安倍総裁自身語っているように、民主党の失策による勝利なのだから新しい自民党に生まれ変わるためにも、小泉氏は有為な人材である。思う存分大仕事をやってもらう意味でも、政権与党に加わってもらった方が得策である。 それから、誠に残念だったのは12区だ。自民党公認の野中候補に対抗し、自民党除名という背水の陣を敷きながら善戦したが惜敗した森田候補である。あたかも地域戦の様相を呈しての激戦であったが、これで熊谷市からの国会議員が消滅した。彼は熊谷高校、熊谷JCの後輩、倫理法人会の同志であり、誠に慙愧に堪えない。しかしまだ若い。決して諦めることなく再挑戦をしてほしい。
by y-rinri
| 2012-12-17 13:47
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