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最近の一番の衝撃的な情報は、50年後の日本の人口が、8,650万人と30%も減るということだ。
かねてから言われていたことだが、税と社会保障の一体改革における議論の延長線上に出て来たものだから余計にショックだった。50年後というと我々の世代には関係ないようだが、4人の孫たちにとっては他人事ではない。それを受けて週刊誌やマスコミは、日本沈没論で必要以上に危機感を煽っている。考えてみると現在でさえ不景気風が吹きまくっているところを、これでは将来に希望を持てと言っても無理な話である。 そんな中、ここ最近続けて明るい話題を聞いた。ひとつは熊谷法人会の役員研修での読売テレビ部報道局特別解説委員岩田公雄氏の話しである。イギリスのあるシンク・タンクの予想では2050年における世界のGDPの順位は1位は中国、2位が米国、3位がインド、4位が日本だという。3位までは人口増大国だが、なんと4位に人口減少国の日本が入っている。国民一人当たりにすれば驚異的な数字である。これは明治維新後30数年にして世界の強大国にのし上がり、先の終戦から19年にして新幹線を走らせ、オリンピックを成功させた日本ならではの芸当である。まさに日本に陽はまた昇るのだという。 二つ目は埼玉県倫理法人会新春賀詞交歓会における、世界的な遺伝子工学の権威者村上和雄氏の話しである。氏はあのダライ・ラマと親交があるそうだが、彼は常に「21世紀は日本の世紀」だと語っている。それは、日本という国はこれまでも極端な資本主義にくみせず、かつ共産主義とも相容れない、日本独自の中庸な精神を持って、「和」を尊びながら国を司ってきた。また昨年の東北の大震災後の冷静沈着な被災者の方々の言動が、世界の賞賛を浴びたことは記憶に新しい。ダライ・ラマが特に注目していることはそれらの崇高な精神が、ごく当たり前のように大衆の中に息づいていることだという。それは次のような言葉を、日常的に使っていることからもわかるという。つまり「ありがとう」「もったいない」「おかげさま」「いただきます」といった平易でありながら人生に対して、環境に関して、深遠な思想を包含する言葉にそれを見ている。そんな民族は日本以外にはないという。 以上が悲観的な日本の将来を予測する一方で、楽観的な希望も散見できる要因である。さらに経営論的な見地からも日本的経営が見直されているという。聞くところによれば全世界で200年以上続く長寿企業の40%は日本にあるという。なんと世界の最長寿企業は聖徳太子の時代から続く大阪の金剛組だという。年月を経て風雨に耐えることは大変なことである。持続的であることは本物である。本物だから続くのである。君子国として万世一系125代も続いてきた日本の国柄こそがその証左である。日本は安泰である。油断は禁物であるが過度な悲観論に組みすることも一考したほうがよい。
by y-rinri
| 2012-02-09 14:46
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