かつて、「民主党、選挙に勝てば自民党」と云う川柳があったが、野田政権になってその傾向は益々、強まったと思う。特に政調会長に閣僚と兼任では無くて前原をもってきて、全ての案件はそこを通せと、しかも副に仙谷を持ってきた。前原はあまりに感激して涙目になったとか。鳩山政権時代とは様変わりである。しかし私はこれで良かったと思う。参議院は相変わらず与党が少数でねじれているし、自民党は自民党で長年の政権政党として、試行錯誤の末の組織だったのだ。そして何より最低にまで落ち込んだ民主党の支持率が急上昇した。これではさすがの自民党も攻めにくいだろう。結局、日本人は極端な改革は望まないのだ。もう揚げ足取りの政局はうんざりなのだ。
それにしてもヨーロッパ経済がおかしい。ユーロが105円という考えられないほどの安値圏である。結局、ギリシャを支えきれないのだろうか。何とか第二のリーマンショックは避けなければいけない。当局の迅速で、かつ的確な措置を期待したい。34977