本日(平成23年3月28日)の日経社説が興味深い。
「東日本大震災の後、催し物を中止したり延期したりする動きが全国で広がっている。一方で、こんな時こそ普段通りに、と考える人々もいる。被災者を支援しようという気持ちは同じだ。過度な自粛の必要はあるだろうか。さまざまな形で気持ちが表現できる社会でありたい。(中略)しかし、単なる横並び意識や、上から「自粛」を押し付けるような傾向があるとすれば、好ましくない。「自粛しなければおかしい」という風潮につながりかねないからだ。・・・被災者、被災地のためになにができるか、さまざまな意見がある。それぞれができることをし、異なる考えも認め合う。復興には、そんな寛容な社会が欠かせない。」
全く同感だ。日本人は山本七平ではないが、「空気」に弱い。「自粛」「不謹慎」という言葉に金縛りにあうことだけは避けたいものだ。