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毎月15日は論語の日である。
子曰く、君子の天下に於けるや、適なく、莫なし、義と之(これ)与(とも)に比(したが)ふ。 宇野哲人先生の解釈はこうだ。 君子は天下の事物に応ずるのに、必ずこのように行おうと定(き)めてかかることなく、また必ずこのように行うまいと定(き)めてかかることもない。ただ義に合うか否かを看て、義に従うだけである。 これは深い。孔子は別項でこうも云っている。 言必ず信、行い必ず果、硜硜(こうこう)然として小人なるかな。 言うことは道理に当たっても当たってなくても必ずこれを守って真実であろうとし、行うことは善くても悪くても必ず行い遂げようとするのは、小石のように小節に固まって変通を知らない識量の小さな人物である。 以下は私の解釈であるが、「適なく、莫なく」とは、要は小さな事には拘泥するな、固定観念に捉われることなく、臨機応変に対処しろということだ。その対処のものさしはあくまで義によって為せということだ。決して「私」を入れては成らない。「私」とは禾は米や麦という収穫物の事だが、ムはそれを肘でかき寄せる事である。全く言いえて妙である。時の総理、田中角栄が日中友好条約の締結の為に周恩来に会った際、「言必信、行必果」という色紙をもらったという。その意味を「有言実行の信念の人」と勘違いして大いに喜んだとの事だが、真意は違うところにあった。まさにその意味は「貴方は教養無きブルトーザーである」と言われたに等しい。
by y-rinri
| 2010-02-16 09:52
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