このところの嫌なニュースの多い中で、ホッと心温まるニュースが、入ってきた。にほんの里100選に寄居町風布が選ばれたのである。我が敬愛する熊谷の時田氏が、
そのブログで洒脱な紹介をしてくれているのでぜひそちらもご覧になって欲しい。風布とは、「風布川・日本水」が名水100選に選ばれて以来のお付き合いなので、今回のこともことのほか嬉しいが、その選定委員長が山田洋次監督というのが何とも嬉しい。時代がいよいよ巡って来たなと思う。ことさらにマスコミに踊らされる訳でもなく、メジャーな旅行社が取り上げるわけでもなく、知っている人だけが大事にして、そっと楽しむ。まさにあたりまえの自然がそこにはある。しかも適度に人も、その自然に介在している。昨日は思い立って、家内と
風布館を訪れてみた。幸いな事に、そこの館長である坂本全平さんにお会いする事が
出来た。ひとしきり他愛の無い会話を楽しんだが、氏は相変わらず山の主(ぬし)のような風貌と風格を備えていて嬉しくなった。またクエン酸の入った野性味のする風布みかん、ゴリゴリこんにゃくと、ふかしたてのすまんじゅうをご馳走になった。風布は、いつか誰かが言っていたが、まさに平成の世に残る「神の里」である。