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去年のNHKの大河ドラマは「風林火山」であったが、今年は「篤姫」である。前回は適切な配役陣により楽しく鑑賞できた。加えて戦国時代の物はいつ見ても面白い。当時の権謀術数は、何ら現在とも変わる事が無いからである。そして今年の篤姫である。幕末、江戸城の無血開城に、その女性が深く関わったことを、この度初めて知ったが、とにかく面白い。篤姫役の宮崎あおいが、またすこぶる良い。現代言葉を駆使しながら、創作もかなりあるが、親しみやすくて良いのではないか。若い人にも自然な形で、日本の歴史を知ってもらうことは、非常に大切なことだ。私は高じて、宮尾登美子の原作も読みはじめた所である。
印象の深かったところは、姫の幼い頃からの乳母である菊本が、自害する段である。姫が分家の娘子から、島津本家77万石の養女となることが決まった折、自分は地下(じげ)の出身である事を恥じて、自らの命を絶った下りは涙をそそる。今なら、そのように育てた事を、声高に吹聴するところだが、何故かその自死の行為は気高いものに思える。想像するに、その行為によって篤姫の今後の生き様に、強い自覚を求めたのであろう。「女の道は一本道。引き返すことは、恥と思し召せ。」と菊本は言う。まさに滅私奉公である。驚くのは、ほんの150年ほど前の日本には、そういう女性が実在したということである。見方を変えれば、自分の命を賭けて名を残したともいえる。今回は倫理と掛け離れた話題になったが、そこに強く流れる倫理性は理解していただけるだろうか。4752
by y-rinri
| 2008-02-18 20:40
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