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過日、「一年中桜に出会える町よりい実行委員会設立総会」に、ご招待を受けた。先約があったので若干遅れての参加であったが、久々に心躍る、夢多き会との印象を受けた。この会の前身は「荒川グリーングリン」という法人で、4、5年前から寄居町のそこここに、基本的にはソメイヨシノではない桜を献身的に植樹を行ってきた団体である。桜の種類は一般的に400種類とも云われるが、その筋の専門家の指導を受けながら、季節を問わず開花する桜を植えてきた。初代代表者は著名な写真家岩田省三氏である。桜をテーマにした町おこしは日本中どこにでもあるが、一年中楽しめる桜イベントとは素晴らしい発想である。さすがに元電通の幹部である。今は商工会の副会長でもある大久保和勇氏に代表を譲っている。寄居町も首長が変わり、さらに観光に力を入れようとしている現在、非常に時宜を得た活動である。恐らく異例の事だろうが、今回の会の正式設立を前に行政から50万円の補助金も決まっているとのことである。当然会員も町の広範囲な地域から公募され、今後の大いなる可能性を感じた。事務局には商工会の青年部で町議会議員でもある神田氏や滝澤氏の名前があり頼もしい限りである。
会の規約の一部を以下に紹介する。 「会員の豊かな人生経験を生かし、地域社会に貢献することを目的とし、桜を介しての地域おこし、町おこしに関連するプロジェクトづくり及びその実施。また、次世代に残し伝える事業に取り組む。(非政治的・非宗教的・非営利的の3原則を基に)」という内容である。 会員の豊かな人生経験・・・が素晴らしい。さのとおり、出席者として多くの寄居町大好き人間が集まっていた。忘れてならないのは、この会の事務所を、セイコー運輸の清水氏のご厚意により無償で貸していただけるとの事である。企業の社会貢献の一つであろうが、限られた経営資源を惜しみなく提供するということは、なかなかできることではない。その善行に心より敬意を表したい。 かつて寄居も桜の里として誇らしい時期もあった。今回の会の発足を機に、一年中桜花爛漫で人々の笑顔が絶えない町の再現を心から願っている。
by y-rinri
| 2012-08-09 11:55
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