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NHK大河ドラマ「江」が、いよいよ最終回を迎える。戦国時代から江戸幕府開府までの物語は語りつくされた感はあるが、時代の革命児信長の姪である「江」に光を当て、時代に翻弄されながらも気丈に生きる女の視点を持って展開するドラマは、なかなか見応えがあった。特に昨晩の「息子よ!」は良かった。家康役の北大路欣也が好演している。
初代家康と二代目秀忠の葛藤は、つまり三代目の竹千代との葛藤でもあった。幼少の頃から人質として苦労した家康は、正妻や実子をも亡くすという究極の不幸を味わっているが、その時期、不条理な戦乱の世を終わらすために、自分が天下を取ることを心に決めたと秀忠に打ち明ける。その後、幾多の苦難を経てそれを実現するが、それを受け継がせる後継者の問題に腐心することになる。生来、心優しい秀忠はその親心がなかなか理解できない。時には自分につらくあたる家康の死をも望むときもあった。しかし、齢72歳にして死期に臨み、家康は本心を吐露する。「自分はお前が可愛くて、可愛くて仕方がなかった。可愛いからこそ、激務である将軍職を継がせる事をためらった時もあった。しかし平和な時代を作り上げていく仕事は、お前にこそ任せるべきと心に決めたのだ。」 秀忠も本音を言う。「今は貴方の子として、貴方を失うことを恐れる。」と言って親子の絆を確認するのである。その結果は自分と竹千代との和解にも繋がって行く。まさに倫理で言う「子女名優」である。無論、創作がほとんどだと思うが見事な脚本である。 早いもので倫理を学び始めて10年になる。幸せ探しの学びの中でつくづく思うのは、良き人間関係の構築こそがその要諦である。人間関係で一番難しいのが親子関係である。戦後の個人主義の擡頭と核家族化の中で、親子の関係が希薄になっている。特に中小企業の後継者問題は喫緊の課題である。ましてやこの厳しい経済状況にあって、家康でなくても継がせるかどうかは迷うところである。私の仲間でもこんな苦労を息子にはさせたくないと言って、この問題を先送りにしている人もいる。また継がせるのは継がせたのだが、心配で院政を敷いている人もいる。つまりはこの問題は古くて新しい問題なのである。その辺からも宣伝めいて恐縮だが、倫理の学びの中にベストの解答があるので、どうか門を叩いて欲しいと願う次第である。
by y-rinri
| 2011-11-21 11:48
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