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世界は嘗て経験したことがない転換期を迎えている。
巨大人口を抱える中国の台頭、テイクオフするインド、ブラジル、ロシア。資本のグローバリズムは急激な経済成長を世界各地にもたらしている。世界各地で新たに現代的都市が建設され、農村の人口が飲み込まれていく。資源獲得戦争の火種は世界中に拡大している。生態系破壊、地球温暖化ガスの排出は、遠くない将来、あるいはすでに、世界の気候に変化を及ぼし、人類の活動に影響を与え始めている。一方、先進国では高齢化が進んでいる。中国の生産年齢人口が減少し始める事実に象徴されるように、遠からず新興国も高齢社会の課題を抱えることになる。もはや時間の猶予はない。2010年からの10年の間に、世界はこれらの課題に解決策を見出さねばならない。 日本の課題に目を向けてみよう。人口減少と急激に高齢化する社会に我々はどう向き合うべきなのだろうか。その中で老朽化していく都市インフラ、活力を失う地方の市街地、荒廃する農地、地方財政を圧迫する医療問題、人材養成の困難とその海外流出、新たな負担となった地球環境問題への対応等々、日本社会が直面している課題は枚挙に暇がない。そして、これらはまもなく世界が経験する課題なのである。 確かに日本が抱える課題は困難なものだ。しかし、直面するこの課題を乗り越えてこそ、真の先進国となりうる。明治以降、日本は欧米諸国の先進事例を目標にしながら発展してきた。しかし、今の日本は自ら課題を設定し、自ら目標を定めて解決し、世界の範となる先進社会を作っていく他はない。これこそが日本再生の道なのである。日本の先端技術力と文化的創造力をもってすれば十分に可能な道だ。先進的な課題の解決こそが、新たな需要、新たな経済活動を創造する。日本の再生は、世界的な課題を解決する新しいモデル、言ってみれば新たな普遍的思想の提示になるのだ。 新たな普遍的思想とは何か。難しく考える必要はない。逆説的のようだが、すべての出発点は、地域での暮らしを良くしようとする努力だ。そこに新たな需要、新たな産業の芽が生まれる。もちろん、その試みが、個々の地域で行われるだけでは、大きな実を結ばない。個々の知恵には限りがあるし、産業化に達する需要ボリュームは生じないだろう。法規制や社会制度を改革するために十分な力をもつ声ともならないだろう。 そこで同じ課題をもつ地域同士の連携、ネットワークが大事になる。ネットワークを組んで互いの知とアイデアを交換していけば、よりすばらしい解決策が見つかるだろう。地域での暮らしを良くするための個々の努力が、何十にも重なりあって大きな需要になり、法や社会制度を変える力となる。結果として経済の成長につながるのだ。 我々は、ここに「プラチナ構想ネットワーク」を設立する。「プラチナ」には、エコ(グリーン)、健康(シルバー)、IT(ゴールド)など、さまざまな輝きをもった一ランク上の暮らしという意味をこめている。日本国中に、エコで快適なまちづくり、人材が育ち高齢者も参加する活力あるまちづくりの構想を推進する。そのために、地域、企業、研究機関のネットワークを形成する。我々は「プラチナ構想ネットワーク」の活動を通じて、自ら再生する駆動力を生み、世界に先駆けて課題解決する技術、産業、社会制度を示す日本、本当の意味での先進国・日本を目指す。
by y-rinri
| 2011-04-25 17:23
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