「もしドラ」はさらに幾つかの示唆に富んだ言葉を提起している。
「マネジメントとはマーケティングとイノベーションである。」
「伸びる企業の経営者の素質は真摯であること。」
当たり前と云えば当たり前だが、含蓄ある内容である。
マーケティングとは顧客が何を欲し、何を望んでいるかを探求する事である。そこから対話の必要性と情報の価値が浮かび上がって来る。
イノベーションとは、いうまでも無く過去の成功体験の否定である。たゆみない革新と変化し続ける勇気が、安定経営の必須条件である。
真摯とは人を裏切らない事、約束ごとはしっかり守ること、特に時間を守ることは地位が高くなれば成る程、注意すべき事柄である。最近云われるCSR、法令遵守なぞは当たり前の事である。まさにビジネスの原点は「信」である。信とは信用、信頼、信義の事である。