政治と金の問題で注目されていた小沢氏が今回も強制起訴となった。氏の扱いに管政権は戸惑いと困惑が隠し切れない。先の代表選の折、小沢氏を押した議員二百名の意向を無視できないからだ。氏を追い詰めて、結果党を二分する様な事になると、政権が吹き飛ぶ可能性があるからだ。小沢氏本人も最悪裁判にまで持ち込んでも無罪を勝ち取る意向を示して、一歩も引き下がる気配はない。しかし何とも往生際の悪いことだ。秘書が限りなくクロに近い形で三人も逮捕され、尚且つ今回の結果である。あの150年前の龍馬の時代であったら、子分の不始末は親分の責任だと言ってとうに腹を切っていただろう。何時から日本はこういった潔(いさぎよ)さを旨とする所謂、武士道精神を捨ててしまったのだろうか。